コンテンツ
これを食べるならこのお店! あれを食べるなら、あの店しかありえない! 他のお店とはワケが違う! そんなジャンル別No.1グルメをMenSEOUL目線で厳選してみました。「SNS映えはするけれど、味は全くもって普通」、そんな韓国ソウルのお店はもちろん論外。味で勝負のNo.1を厳選しました。それでは、発表です^^
「キンパプ(海苔巻き)部門」なら、パルダキムソンセン。
「キムガネ」に「ロボットキンパプ」「モニョキンパプ」「ヤムセムキンパプ」「イェスルキンパプ」など、あらゆる韓国のキンパプのお店を食べ歩いてきましたが、明らかに他店とは異なるクオリティーに感じたのが、パルダキムソンセンです。違いは、その具材の鮮度に量、素材とお米のバランスに出ます。
健康志向の流れで、100%玄米をうたったり、60%玄米をうたうお店もありますが、正直、そこに美味しさは付いてきません。白米の甘みや粘り気があって成立する海苔巻きの美味があると思います。明洞の新世界百貨店の地下にあるだけでなく、ソウルの複数エリアにお店を構えているため、アクセスも悪くありません。日本ではお目にかかれない韓国キンパプの殿堂の味を是非ご賞味いただきたいです^^
「冷麺部門」なら、ソクチョコダリネンミョン。
冷麺といえば、「ウルミデ」や「オジャンドン ハムンネンミョン」など、韓国ナンバーワンの呼び声が高いローカルに人気のお店がありますが、どうも日本人の味覚には、そこまで美味しく感じないのでは?というのが僕の感想です。確かに透き通るスープやさっぱりとした味わいに美味しさはあるものの、麺が崩れやすくて、変な蕎麦を食べているような印象を持ったり、コシがない柔らかさに食感のなさを感じてしまいます。
そんな中、こちらのソクチョコダリネンミョンは、麺のコシはもちろんのこと、スケトウダラやキュウリ、大根それぞれの食感を楽しむことができ、さらには、赤いけれどそこまで辛くはない絶品のビビン冷麺のタレが絶妙に食をかきたてます。食感、スープ、具材とのバランス、3点全てがパーフェクト、それがこのソクチョコダリネンミョンだと思います^^
「サムギョプサル部門」なら、ユクチョンシクタン。
韓国人にはもちろんのこと、2016年日本人の間でもだいぶその知名度が広がった殿堂のサムギョプサル店、それがユクチョンシクタンです。「肉が良い」はもちろんのこと「焼き方が良い」部分にまでサムギョプサルを進化させた名店で、スタッフは3ヶ月の研修を終えて、やっと店頭に立てる、という徹底ぶりです。
もちろん、焼きの行程は全て「プロ」な店員さんにお任せ。自分たちで焼いて切って食べる楽しさもありますが、ここでは、サムギョプサルの頂点の力量に身を委ねるのが得策です。すでに3店舗目もオープンした実力派。いろんなお店に行けど、結局ここが一番です^^
「牛焼肉部門」なら、コギッチプタル。
美味しい牛肉は、高い料金を払えば払うほど食べられるもの、これは全世界共通の真だと思います。アメリカにもアンガス牛の最高ランクのお肉がありますし、日本にも和牛はもちろん、各種ブランド牛の至高の牛肉があります。韓国にも、ブランド牛「韓牛」の最高ランクともなれば美味しいものをいただけます。でも、それじゃぁ、つまらないじゃないですか。笑
ブランド牛でもなくとも、リーズナブルに美味しく、かつスタイリッシュにその場を楽しめる、それこそが注目されるべき「牛焼肉のお店」だと思っています。そんな観点に立った時に、確実に1位と思えるのが、こちらのコギッチプタル。店名は、「焼肉屋の娘」という意味なのですが、その真意はわからぬものの(笑)、確かに、女性的なセンスやファッション性をも加味した新しいスタイルの焼肉店だと感じます。肩肘張らずに、でも、ちょっとオシャレに牛肉をつまむならここ、と言える殿堂のお店です^^
「ビビンバ部門」なら、トクンチプ アムソハヌ。
冬ソナの韓流ブームが訪れる前、日本でビビンバといえば、「石焼きビビンバ」が主流の認識でした。でも、韓国ソウルの本場はどうかというと、その真逆。石焼きビビンバはレアで、石焼きしない銀のボウルに入ったビビンバがメインであることに気づかされました。蓋を開ければ様々なビビンバがあるわけですが、最高に韓国のエッセンスが凝縮したビビンバこそ、このトクンチプ アムソハヌ24時のユッケビビンバです。
「雌牛の韓牛」という最高の肉を生でいただく「ユッケ」とコチュジャンソースが絶妙に絡み、様々なナムルの食感がシンプルながらに絶品の韓国グルメの真髄を見せてくれます。日本ではもう食べられない「ユッケ」の旨味も同時に思い出させてくれる逸品です^^
ユッケビビンバの頂点! トクンチプ アムソハヌ24時(더큰집 암소한우 24시)
「カルビタン部門」なら、カンナムミョノク。
ステーキでもなく、スペアリブでもなく、焼き豚でもなく、塊のお肉なのにここまでさっぱりとここまでとろけるほどに煮込まれている、そんな料理も珍しいのではないでしょうか。西洋料理に目を向ければポトフに入る塊肉もありますが、カンナムミョノクのカルビタンとは比較になりません。
塊り肉なのに臭みがゼロ。じっくりと煮込まれているのに、肉のエキスが逃げることなく噛んだその瞬間にジュワッと口の中に広がる旨味。これぞ、カルビタンの殿堂の味です。場所も仁寺洞のど真ん中、観光のついでに立ち寄って後悔しない、絶品をいただけるお店です^^
「カンジャンケジャン部門」なら、チンミシクタン。
韓国ソウルにある、有名どころのカンジャンケジャンのお店は10軒以上周り、ミシュランで星をとったカンジャンケジャンもいただきました。でも、結局、ここが一番に美味である、ということに気づかされます。蟹本来の美味しさがあるので差異がつきそうにないと思われるのですが、それでも、このお店と他店では味に違いが生まれます。
選ばれた、頬張り甲斐のあるプリップリの蟹に、塩辛すぎず、甘すぎもしない絶妙な醤油のたれ。ご飯が進む、適度な唐辛子の辛さは、さすがの一言。お値段もなかなかなものながら、予約必至の超人気店であり続けるのは、その味の良さを物語るもの。一度は食べたい本物の味です^^
「スイーツ部門」なら、マフィアデザート。
韓国オリジナルスイーツとして人気をはくすものほど、実は、味としては、特段目新しいものがない、というのが正直な感想です。かき氷(パッピンス)のソルビンにしても、カフェドパリのタルギボンボンにしても、練乳や生クリームの味であって、レシピさえあれば、学生の文化祭で誰でも作れるものだったりします。
語弊を恐れずにいえば、そんなデザート発展途上国の韓国において、これは確かに他の国でもない味、斬新!と思える絶品スイーツに出会えたのがこちらでした。それが、マフィアデザートのフルーツティラミス。ティラミスの概念を覆したその味は、一度食べたら忘れることができない味。これは殿堂のスイーツです^^
「コーヒー部門(浅煎り)」なら、Fritz Coffee Company。
ワインや日本酒など、嗜好品こそ大人の嗜みという文化がありますが、そんな大人の嗜みの一つに近年急上昇しているのが、コーヒーだと思います。特に、西海岸からの流れを受ける「サードウェーブコーヒー」は、本物志向のコーヒーブームに拍車をかけたことと思います。生産地の顔が見え、純度の高く鮮度の高い豆を丁寧に焙煎し、いっぱいいっぱいハンドドリップで提供する。大量消費ではなく「一杯のこだわり」を実現させることに共感を覚える方も増えてきていると思います。
そんなコーヒーラバーには是非ともご紹介させていただいのが、韓国最高峰のコーヒー店、Fritz Coffee Companyです。コーヒー界の重鎮達が名を連ねるだけでなく、そのレトロモダンながらハイセンスな店内の雰囲気もまた話題になっており、インスタグラムでは、韓国カフェ業界最大のフォロワーを誇る、文字通りナンバーワンのお店です。個人的に僕がいつも訪韓の旅に感動を覚えるカフェでもあり、ここは殿堂というよりも伝説のカフェ。最近では、2号店が鍾路・仁寺洞エリアにオープン。ますますブームの兆しです。
「コーヒー部門(深煎り)」なら、ヘルカフェ。
コーヒーの味だけでなく、そのこだわりの世界観を楽しむなら、間違いなくヘルカフェがオススメのお店の筆頭株として名前があがると思います。本当に美味しいコーヒーを深煎りのビターテイストで出されるわけですが、雑味がまるでないため、苦味に不快感はなく、さっぱりとした透き通り苦味に仕上がっているんです。純度抜群のストロングスタイルのコーヒーをアイスコーヒーでいただくと、それはもう何十年もののウイスキーをロックグラスでいただいているような上質ささえ感じられるから不思議です。
決して広くはない店内ながら、その世界観を好んで訪れるソウルローカルのトレンドセッター達は数知れず。センスの光る空間を楽しむ意味でも、韓国随一のカフェであることは間違いありません^^
- おすすめ度
一言レビュー
おすすめ度5つ星、なファイブスターレストランやカフェを厳選してみました。ここを行かずして韓国の今は語れない、そんな名店揃いです^^