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Instagram時代にはうってつけのフォトジェニックなスイーツ、タルギボンボンやマンゴーボンボンが有名なお店、カフェドパリ(Cafe de paris) 。カロスキルにオープンするやいなや人気に火がつき、今や明洞店として第2号店をオープンさせるほどの人気になっています。
ですが、タイトルの通り、味はとてもがっかり。笑。驚くほどに美味しくない。なぜ人気なのか、なぜ2号店までオープンできているのか、そしてなぜ混んでいるのか、ちょっとした現代の闇を垣間見てしまったと思うほどだったので、今回れポートを書きたいと思います^^;
Instagramで話題のスイーツ、タルギボンボン
その見た目のフォトジェニックさから、多くの観光客や現地女性たちがインスタ目的で訪れるカフェになっているのですが、実際、そんなインスタグラムで紹介されている事例が、こちらです。
https://www.instagram.com/p/BRajwbQlbeJ/?tagged=%EB%A7%9D%EA%B3%A0%EB%B4%89%EB%B4%89&hl=ja
そうなんです、確かに写真上の見栄えはいいんです。カフェドパリ、というだけあって、パリのエスプリさを感じさせるインテリアや色彩バランスで「パリ的なかわいい」を求める方にはとても居心地が良い場所になると思われます。
明洞の真ん中にあるカフェドパリ
場所は、明洞駅からも程近い、ど真ん中のエリア。観光客が多いエリアだけあって常に満席満員御礼の状態です。明洞店もカロスキルの第1号店も、お店は2Fにあります。特徴はこの水色のエクステリアでしょうか。
階段を上がりお店に入ると、入り口に果物のダンボールが大量に置かれていました。よく捉えれば、「フルーツのお店に来た!」という印象を覚える形であり、悪く捉えれば、「客の見える場所で、しかも入り口に置いておくなんて、、」という。ここら辺はなんとも韓国らしさを感じます^^
入り口にすぐ注文レジがあり、大きく写真でもメニューが掲げられているので注文に困ることはありません。店員さんも外国人観光客に慣れているのか、日本語は簡単に話されていました。
カフェドパリのメニュー、マンゴーボンボンのお値段は?
お値段は高めです。マンゴーボンボンは1つW16,000(日本円にして、1,600円)。マスカットとマンゴーのダブルボンボンは、W17,000(日本円にして、1,700円程度)。しかも、2人で1つではなく、1人1オーダーが原則なので、一人で食べるスイーツとしては、結構なお値段の部類になるとは思います。そんな中、マンゴーボンボンを注文してみました。
注文をすると、ブザーのようなものを受け取るのですが、出来上がるとそのブザーがバイブレーションとともに鳴ります。そのタイミングで、こちらのカウンターからメニューを受け取る形式になっています。
やってきました、マンゴーボンボン。こちらです。
カフェドパリ、マンゴーボンボンのお味は?
そして、こちらがマンゴーボンボン。さすがの見た目。早速写真を撮ってみます。
こちら、さすが1600円程度もするスイーツということで結構な高さがあります。スターバックスのventiサイズ以上に大きい巨大スイーツになっています。一般的なフォークをゆうに超える高さです。
ただ、撮れば撮るほど疑問に湧いてくるのが、この黄色すぎるマンゴー。全くもって画像加工をしていないのですが、これほどまでに黄色なんです。
そしていざ食べてみますと、まぁ案の定でした。黄色いマンゴーだけあって、驚くほどに酸っぱいんです。甘さは0。マンゴー=甘いスイーツ、というイメージであればまるで真逆の味になっておりまして、嘘でもなんでもなく「レモン」だと思って食べた方が美味しく感じるほどに酸っぱいんです。
酸っぱい、レモンが過ぎる、マンゴーだけれど、明らかにレモン。
こんな安売り不良品レベルのマンゴーなのになんで行列なんだろう、、と思いながら食べすすめます。下にはまだまだスライスカットされたマンゴーがあり、なかなか底が見えません。ボリューミーです。
幸いだったのが、この生クリーム。全く甘ったるさがなく重くもなく、スイーツの酸味にはぴったりのすっきりとした甘さ控えの生クリームなので、レモン(もやはレモン)との相性は抜群です。
そしてそんな生クリームも食べ終わり、「こんなに生クリーム食べるとか、ほんと試練だわ、罪悪感で胸焼けするわ」と思いながら、最後の一欠片程度までマンゴーを食べ尽くします。
こうして食べ終えた後の達成感たるや。訓練を無事終了できた達成感に近いものがあります。そこに美味しさに対する感動もなければ、人気店に来た満足感なども皆目ありません。人気というだけでここまで値段に見合わないものでも観光客集客ができる、そんな現代の闇すら感じてしまいました。ブームの力といいますか、「インスタ至上主義」の悪い例と言いましょうか。
このマンゴーであれば、青果売り場の一番端で、売れ残った青みのマンゴーに生クリームを塗って、200円で出しても、なんの遜色もないなと思われます。むしろ、闇市で訳ありスイーツとして出された方が、日本では人気が出るはずです。
味よりインスタ!な方にしか満足されないスイーツカフェ、それがカフェドパリだと感じました。これは久々の不良物件。やばいです。学園祭のレベルがすぎます。kiss the tiramisuの悪夢再びです。笑。
ブームが過ぎ去るスピードが日本の倍近く早い韓国ソウル。果たして二年後にもこのお店があるのか、とても疑問に思いました。。
これは、若者の闇を垣間見るスイーツです。
カフェドパリ(Cafe de paris) 明洞店の営業時間
年中無休: 11時〜24時
カフェドパリ(Cafe de paris) 明洞店の場所は、こちらです。
おすすめ度
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
子供だましな味。二年持つかな、このお店。