仁寺洞のど真ん中、外観からは、ちょっとしたよくあるチェーン店かなと思いきや、実はその味が絶品!というカルビタンの有名店があります。それが、今回ご紹介をさせていただきます、カンナムミョノク(강남면옥)のカルビタンです。
カルビタンとは?
カルビタンは、骨つきの牛肉をじっくり煮込み、牛骨のしっかりとしたスープと一緒に食べる韓国グルメです。日本で言う所の。。一番近いのは、牛のテールスープかもしれません。そんなカルビタンの名店がこちらのカンナムミョノク(강남면옥)。仁寺洞の真ん中、ハングルで看板が表記されていることでも有名なスターバックスの2つ隣に位置するわかりやすい場所にあります。
お店の代表メニューは、カルビタンというよりは、カルビチムという、牛の煮込みのようなものなのですがこちらは一人ではなかなか食べることができない量なので、ひとり旅の方には、特にカルビタンをオススメします。カルビタンのお値段は、W11,000(日本円で、1100円程度)です。
ローカルに人気のカンナムミョノク(강남면옥)
お店には常に多くのローカルの方が食事をしています。カルビチムを食べる方もカルビタンを食べる方もそれぞれですが、だいたいこの2つのメニューのいずれかをみなさん食べられています。
カルビタンを注文し、まず最初に運ばれてきたのが、こちらのユクス。ユクスとは、コンソメスープやチキンスープのように、特定の野菜や肉などを煮込んで作るスープ。ユクスは、牛から作られるスープになります。そしてこのカンナムミョノク(강남면옥)のユクスが、まぁ絶品! これを無料で出してくれるのかと思うほど、これだけで普通に一品の仕上がる味になっています。このユクスにご飯を入れて雑炊にしても美味しいでしょうし、このユクスを肉汁がわりに餃子のタネにして餃子を作ってもまた絶品でしょうし、まぁ美味なんですよ。笑。たかだかスープ、されど、の味です。
そして、カルビタンが運ばれてきました。
テーブルに備え付けの引き出しから、スプーンやお箸を取り出します。
そして、このカルビタンのスープを一口。
牛なのに、しつこくない。
とてもクリアで、とてもさっぱりとした味。
さっぱりとしている中にも、深みがあって、メインを邪魔しそうなくどさがまるでない。
そして、カルビタンのメインである牛をいただきます。このカンナムミョノク(강남면옥)の牛ですが、一人分ながら、もうそれはそれはゴロゴロゴロゴロ肉が入っています。日本でカルビタンを食べようものなら、せいぜい2切れぐらいがMAXですが、5個も6個も惜しげも無く入っています。
このカルビタンのお肉は、お箸とスプーンで綺麗に食べることもできるのですが、そこは正直、手で持ってしゃぶるようにして食べた方が(蟹を食べるように)、がっつり隅々まで食べられると思います。
お肉というのは、骨の周りが一番美味しいとは言いますが、カルビタンのお肉は、全てこの骨部分の肉。だからこそ、美味しいわけです^^ そしてこのお肉をいただきます。
ホッロホロに見事に骨と肉が剥がれます。そしてその肉の絶妙な柔らかさがたまりません。ビーフシチューのようにとろけるような肉質ではなく、噛み応えをしっかり残しつつも柔らかい肉の塊を堪能するには十分な加減で煮込まれています。
あとはもう、このゴロゴロと入った肉をひたすら食べ続けます。
食べて残った骨は、小皿の方に移すのですが、骨はこの通り、何の肉のかけらもくっつくことなく綺麗にほぐれるんです。
そしてこの、ジューシーで、全く味にクドさもしつこさもない甘みのある牛の塊を食べ続けるわけです。時にスープと一緒にスプーンですくって食べたり、かぶりつくように肉を食べてみたり。スープの味が薄いと感じたら、卓上の塩をひとつまみ入れてもまた味に締まりが出ます。
このカルビタンは、量、味、値段の3点が見事にバランスを取った逸品です。仁寺洞のど真ん中という観光にはうってつけの立地もありますし、小腹が空いた際に食べる一人分料理としても適度な量ではありますし(少食の方には十分すぎる量ですが、笑)、また是非訪れたいお店です。
仁寺洞にあるカンナムミョノク(강남면옥、江南麺屋)の場所は、こちらです。
営業時間は、こちらです。
月曜〜日曜: 11時〜22時
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
ほろっと崩れる、でも、がっつり牛肉。カルビタンの美味さたるや^^