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冷麺の良し悪しというと、大抵は、スープが美味しい、麺がもちもちしている(又は、ゴムみたいで固い)という評価が中心になりますよね。
でも、今回ご紹介をさせていただきます「ソクチョ コダリネンミョン(속초 코다리냉면)」が提供する冷麺に関して言えば、まるで次元の違う味覚評価が生まれるはずです。それくらい、他の冷麺よりも明らかに異なる美食な冷麺でした。
韓国ソウルでおすすめの冷麺
向かったのは、狎鴎亭(アックジョン)エリアにある超高級百貨店「ギャラリア百貨店」の地下フードコート「GOURMET494」。韓国一とも呼べる最高級クラスの百貨店だけあって、地下のフードコートと言っても出店されているお店の顔ぶれがまるで違います。例えて言うならば、新宿伊勢丹の地下くらい、厳選された他では見られないお店が顔を揃えます。
ソクチョ コダリネンミョン(속초 코다리냉면)って?
その1つが、今回の「ソクチョ コダリネンミョン(속초 코다리냉면)」なのですが、フードコートの人を眺める限り、皆こちらの冷麺を食べていました。それだけの人気です。
メニューがこちらです。
名物、コダリ(スケトウダラの意味)冷麺は、W8,000(約800円程度)。注文しますと、こちらの黒い電子アイテムを渡されまして、空いているテーブルに座って待ちます。
商品が出来あがると、こちらがブルブルっと震え、自分自身が商品を取りに行く、というパターンではありません。そこは、超高級なセレブ向け百貨店であるギャラリアのフードコート。スタッフが自分の座るテーブルまで運んできてくれます。
そして運ばれてきたのがこちら。
真っ赤なスープの上に、赤い物体がのっていて(これがスケトウダラです)、さらにお店こだわりの粉がふりかかっています。
この透き通った赤いスープや上品な盛り付け、具材ごとの色彩バランスに、ローカルな普通の冷麺とは違う何かを感じます。
拡大するとこちらです。
いざ食べてみますと、驚くほどのまとまりのある味で、全く辛さを感じません。むしろ、甘いです。
色味の印象からは想像できない甘くさっぱりとしたスープに、コダリ(スケトウダラ)の”さきいか”のような食感とツルツルっとした麺の食感が口の中で合わさります。麺をすすって食べている、というよりも、おかずを食べている感覚に近しい食べやすさ・軽さがあります。
超高級百貨店に集うローカルな韓国人の方々なので、きっとグルメな方も多いと思います。いらっしゃる方の服装や身なりを見てもそんな印象がありました。その人々が好んで注文をしている理由に納得できる逸品です。
さらに、コダリ冷麺のもう一つの楽しみが。
プレートの上に、温かいスープが出されてくるのですが、こちらそのまま飲んでも美味しいのですが、そうではない食べ方をします。途中から、これを冷麺にかけて食べます。するとどうでしょう、また新しい冷麺の味に変わり、2度楽しめます。
ユニークな味の仕掛けといいましょうか。名店の食への意識や遊び心を感じます。
色味こそ赤いですが、辛い冷麺は苦手、という方でも全く問題のない辛さだと思います。これを食べてしまうと、日本のお店で出てくる、ただ辛いだけの赤い冷麺が、なんなんだ? と思うようになります。笑。
たかが冷麺、されど冷麺。また一つ、食の芸術を覚えた逸品に出会えました。人生で一度は召し上がっていただきたい冷麺です。
ソクチョ コダリネンミョン(속초 코다리냉면)の場所はこちら
ソクチョ コダリネンミョン(속초 코다리냉면)があるギャラリア百貨店の地下フードコート(GOURMET494)の場所は、こちらです。
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- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
さすが富裕層の街が認める味!