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ミシュランソウル2016の中でも、リーズナブルな価格で美味しいお料理がいただけるお店に与えられる「ビブグルマン」の称号。そんなビブグルマンに認定されたお店が、今回ご紹介をさせていただきます、ケソンマンドゥ専門店、宮です。
ケソンマンドゥ専門店、宮の歴史
開城(ケソン)地域から生まれたマンドゥ(饅頭、日本でいう餃子のようなもの)の専門店ということで、ケソンマンドゥ専門店、「宮」という店名です。お店のオープンは、1995年、今年で21年を数える歴史あるお店です。場所は、韓国ソウルの中でも歴史的なお店が多く存在する仁寺洞(インサドン)エリアに位置しています。
開城(ケソン)工業団地に住んでいた頃にたべていた饅頭を再現してお店をオープンしたハルモニ(おばあさん)が、その後さまざまなTVで話題になり、お店自体も有名店になったそうです。ちなみに、開城工業団地(ケソン)は、現在の北朝鮮の西に位置しています。
ミシュラン効果もあり、SNSでも取り上げられる人気店
Instagramでも取り上げる方が多いお店です。例えば↓
場所は、仁寺洞の小道を挟んだ場所にあります。
こちらの小道を歩き、左手に「ANTIQUE DANCHUNG」が見えたタイミングで、角を左に曲がります。
すると、複数の立て看板というか、横断幕のようなものがあります。ここが、ケソンマンドゥ専門店、宮です。
ケソンマンドゥ専門店、宮の店内は満員御礼!
もともと人気店ですが、今回のミシュラン効果もあって、夜でありながら満員の状態でした。マンドゥということもあって、店内には、老若男女問わず多くのローカルの方々であふれています。
そして座席に案内されて注文へ。
メニューは?
複数のメニューがありますが、最も人気でベーシックなケソンマンドゥグクは、W10,000。スープに餃子が入ったような水餃子スタイルなのですが、スープがない普通の蒸し餃子も、同様にW10,000(1,000円程度です)。今回僕が注文したのは、ベーシックなケソンマンドゥグクは、W10,000。果たしてそのお味は?
ケソンマンドゥグクを実食
注文をすると、カクテキ(大根のキムチ)や水キムチ、白菜キムチ(ペクチェキムチ)が運ばれてきます。さらには、マンドゥ用の酢醤油も運ばれてきました。
そして、マンドゥグクがテーブルにやってきました。大きいです。この餃子の大きさが伝わりますかね、とにかく大きいんです^^;
ものすごく巨大なので、小皿に取り分けながら食べます。一口ではまず確実に食べられない大きさでして、スープの中で食べようものなら中身が出てしまいますし、小皿で食べるが一般スタイルにさえなっています。
この餃子の大きさを例えますと、一番近いのは、みかんだと思います。みかんを一口で食べようものにもまず無理じゃないですか。それくらいの大きさの餃子(マンドゥ)が、5、6個入っているんです。そんな巨大なマンドゥをいざ実食です。
前評判通りさっぱりとしたスープに、細い牛肉の噛み応えと旨味があり、そこに非常に具沢山の水餃子をいただく感覚です。豆腐やキムチ、ねぎ、ごまなどあらゆる具材が入っているのですが、味はどうかというと。
・・・
これはちょっともう正直ベースで。。。
酷評せざるを得ないお味でした。具沢山でも飽きのこない食感やスパイスなどがあればまだしも、良くも悪くも優しいお味なので、3口くらいで飽きが来てしまいます。何より、ただ、ひき肉の練り物を食べているような無機質さ無意味さ、空虚さすら感じてくる始末で、何を求めてこのお店に入ったのだろうとさえ感じる結果になりまして。
最近で言いますと、ジャンボ餃子なども人気ですが、ジャンボ餃子の比にならないほどの大きさで、ジャンボ餃子よりもより味がぼやけているので、完食耐久我慢レースのようになってしまい。。
適度な大きさというのは、とても重要だと思います。これが適度な大きさであれば、酢醤油などの味がより強く感じられ、バランスよくいただけるのではないかと思いました。このままのお味で、「ミシュランのビブグルマン」という肩書きからの期待を持って訪問してしまうと非常にリスクがあるなと感じています。むしろ、そんな肩書きはない方がかえっていいのではないかと思いました。ミシュラン側にも店舗側にも。
なんというかこう、、歴史あるお店、ハルモニ(おばあさま)の思い入れのあるお店だからこそ悪くは言いたくないのですが、正直な感想としては、2回はまず足を運べない場所でした。
ケソンマンドゥ宮の営業時間は、こちら。
毎日 11時30分〜21時30分
ケソンマンドゥ宮のアクセスは、こちらです。
http://map.konest.com/dforum/8?pop=0
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
これはちょっと。。。