明洞のど真ん中に、これぞ観光客向けの王道店と言わんばかりに堂々とお店を構えるのが、今回ご紹介をさせていただきますビビンバの超有名店、古宮(고궁)です。あまりにもメジャーすぎるのと、まるで団体ツアー旅行の中に組み込まれているような「団体さん歓迎な商業感」がして、実は一度も行ったことがなかったんです。
とはいえ、この古宮(고궁)、リーズナブルで美味しいお店に与えられるミシュランのビブグルマンにも選出されていて、一度は行ってみるか、と今回足を運んでみたんです。
明洞のど真ん中にある古宮(고궁)
場所は、明洞駅からも歩いてすぐ、横には射撃場もあるビルの中にあります。あまりにも巨大な看板と多言語表示の店構えから、行けばすぐわかるほどに目立ちます。
お店の入り口には、そのミシュランにも掲載されていることを語る看板もバッチリ登場。一般の飲食店ではなく、相当規模なお店であることはこうしたところからも垣間見られます。
お店の中はかなり広く、ざっと300名くらいは優に収容できるだけの規模です。
古宮(고궁)のユッケビビンバ
今回僕が注文をしたのは、ユッケビビンバ。W15,000(日本円にして1,500円程度)とそこそこのお値段です。ところが、この1500円程度の中には、韓国らしい小皿料理分も含まれているので、実はトータルではとてもリーズナブルに感じます。
ユッケビビンバを注文すると、まず運ばれてきたのが、こちらのセット。通常の白菜キムチに、水キムチ(白いキムチ)、もやしのナムル、チヂミと韓国料理の王道が1セットで揃います。
その後待つこと10分程度でしょうか、ユッケビビンバが運ばれてきました。
このユッケビビンバ、何気にユッケのボリュームが相当でして、これだけでも1食分はあるだろうと思えるほど。
このボリューミーなユッケと茹でたキャベツなど、なかなかカサのある食材が並ぶので、ビビンバ単品でも十分にお腹は満たされます。このユッケの高さをみてください^^
そして、ビビンバらしく混ぜていただきます。
しっかりと混ぜると、コチュジャンの甘辛さに、上にのっていた生卵のとろみが絡まり、ごま油の風味と共に絶妙な味わいに仕上がります。さらに、楽しいのが食感。もやしのナムルのシャキシャキとした食感に、松の実?のような小さなコリコリっとした食感も楽しめます。口の中で、様々な食感が楽しめる、まさに王道のビビンバ。彩りだけでなく、食材そのものの味わいも楽しめる感を強く覚えました。
そして食べ進めていく上で思いました。
王道、鉄板のお店だなと。なんとなく、明洞にある大型店舗、観光客向けのお店という、ちょっとしたネガティブなイメージを持っていたのですが、長年有名店としてこの一等地でやっていけるだけの「確実な味」があるのも事実なのだろうなと思いました。
わざわざこのユッケビビンバを食べに明洞に向かうか? と言われれば、そこまではしないけれど、食べるもの、お店選びに困ったら、とりあえずは外さない味であることも確かだと感じたんです。
一度に、THE韓国な食べ物を味わえますし、特に初めて韓国に旅をされる方には王道な場所だと思いました。
古宮(고궁)の営業時間
日曜〜月曜: 9:30~22:00
古宮(고궁)の場所
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
安定の味、THE王道店。