韓国といえば焼肉、韓国といえば、サムギョプサルと連想する方も多いと思います。ここで是非試していただきたい食べ方があります。それは、部位の違いで見る新しい韓国の豚焼肉の体験です。韓国の豚焼肉=サムギョプサル(三枚肉)だけではありません、韓国ソウルのローカルに人気な部位が「モクサル」という部位なんです。これは、首や肩にかけての肉なのですが、日本で言うところの「肩肉」に近く、サムギョプサルよりもしっかりとした噛み応えとジューシーさがあります。とはいえ、コリコリっとするほど硬いわけではなく、その抜群の弾力が人気に火をつけています。
今回はそこで、サムギョプサルはもちろん、モクサルも美味しい、モクサルが美味しい3店舗をご紹介させていただきます。数々の豚焼肉店を尋ねていますが、2017年8月時点でのベスト3です。
韓国人も並ぶ、行列必至のユクチョンシクタン
韓国のグルメ番組に登場するや、元々の人気に拍車がかかり、行列必至、待合室までできてしまった泣く子も黙るサムギョプサル、モクサルの名店が、ユクチョンシクタン(肉典食堂)。人気店ゆえ、2号店、3号店と次々と支店をオープンさせるも全て混雑。
場所は、シンソルドン駅(新設洞駅)と言う東大門エリアの先にあるのですが、そこまでアクセスが良いわけでもないのに、常に行列。そんな人気はついには日本人観光客にも瞬く間に広がり、より一層その人気に拍車がかかっています。
それでも食べたいと思わせるのが、ユクチョンシクタンのモクサル。オリジナルの研修を終了した者のみがユクチョンシクタンのお肉を焼けるのですが、お客さん側はただそれを眺めます、「焼肉のプロにお任せ」です。
最高の豚肉を、最高の焼き方で提供しているからこそリピーターが絶えません。韓国ソウルで焼肉となれば、まず真っ先に名前が浮かぶ超名店です。詳しくは、こちらです。
上位1%の肉のみ使用、注目のスッタルデジ
もやは人気すぎてユクチョンシクタンは「混む」「並ぶ」と言うイメージがついてしまったのも事実です。それゆえ、ローカルの方もまた、「ユクチョンシクタンは確かに美味しいけれど・・」と言う反応をする方も増えてきている様子。
そんなユクチョンシクタンを尻目に、最高のモクサル、僕の中ではユクチョンシクタンを上回った味を出すお店が登場したんです。それが、オープン仕立ての「大」注目店、スッタルデジです。一口食べた瞬間に、そのモクサルの味に感動を覚え、なんと言う贅沢な。。と豚肉なのに贅を感じてしまったほどなんです。
スッタルデジが位置するのは、ソウルでは2店舗。一つは、文来(ムンレ)駅。もう一つは、舎堂(サダン)駅。どちらも中心部からはちょっと離れるんです。地下鉄で移動しようにも20分、30分と平気でかかります。ただただ、それだけがネックなのですが、きっとその勢いが加速し、3店舗目、4店舗目と今度は中心部に支店ができるのではないか?と勝手に期待をしています^^
詳しくは、こちらです。
アクセス抜群、大人気のファポシクタン
並ぶのも、遠いのも、ちょっと。。と言う方におすすめなのが、市内中心地の明洞(ミョンドン)にも、鍾路(チョンノ)にもあるファポシクタン。このファポシクタンは、とにかくローカルに大人気。平日の夜ともなれば、ちょっと「肉でも行くか」と仕事帰りと思しきYシャツ姿のサラリーマンで溢れます。
サムギョプサルやモクサルを幼い頃から食べまくっているローカルに支持をされるお店だからこそ、その味は折り紙つき。何より利便性が良いので、宿泊しているホテルや買い物の後などにもより安い立地ではないでしょうか。
特におすすめは、ユクチョンシクタンでも、スッタルデジでもそうなのですが、この写真の奥にあるミョンイナムル(行者にんにくの葉のナムル)。このピタッとした縦に長い葉っぱに巻いて食べるモクサルが絶品なんです。サムギョプサルやモクサルの脂も、このミョンイナムルに巻いて食べればさっぱりジューシーに、一層の美味を持って変化します。
安いお店やあまりクオリティーの高くないお店ですと、このミョンイナムルがまず出てきません。最近はわさびを出すお店も増えてきていますが、わさびで食べるモクサルもまた旨し!です。
近場で外さないお店を探すならここ!と言うのがファポシクタンです。詳しくは、こちらです。