動画で旅する韓国ソウルシリーズの第2弾は、このブログでも何度か紹介をさせていただいております僕の大好きなコーヒー店でもある「コーヒー韓薬房(コピハニャクバン)」です。韓薬とは、文字通り韓国の薬、韓国漢方(通称、韓方/ハンバン)をさします。コーヒー店であって薬局でもなんでもないのになぜ韓薬房という名前がついているか、そこにはオーナーのある想いが込められていました。
韓薬房という名前にあるオーナーの想い
まずは、僕の大好きな韓国の動画クリエイティブ集団、Video truckさんによるYoutube動画をご紹介させていただきます(Video Truckさんにも許可をいただいております^^)。この動画に出てくるコーヒーショップが、コーヒー韓薬房(コピハニャクバン)でありオーナーさんです。そのお人柄やお店の雰囲気など、写真や文字でわからないリアルを感じていただけるのではないかと思います。
この動画ですが、韓国語のみのため、僕自身含め、日本人には何を話しているのかさっぱりということも。笑。そこで、Youtubeの字幕機能を活用しながら、なんとか僕の韓国語のわかる範囲で訳してみました。(意味が違う、という点があったらごめんなさい。。)
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コーヒーというのは、一種の安らぎのようなものだと思っています。個人的には、”ヒーリング”という言葉はあまり好きではないんです。それこそ昔から今まで、そしてこれからも癒しのようなものを求める人々はい続けるのに、最近になって急にこの言葉が話題になりはじめました。でも、話題の言葉というのは、いつかまた流行り廃りで消えてしまうかもしれません。人々にとって安らぎは、とても重要なことであり続けるのに、です。
そんな大切な「安らぎ」と常に共にあり続けるのがコーヒーという飲み物だと思っています。私は、情緒的な部分で休息をとる健康のあり方もあると考えていまして、このお店の名前を、コーヒー韓薬房と名付けたんです。
コーヒー韓房薬というお店の名前には、コーヒーが安らぎという効能を提供する薬のようなものだというオーナーの考えが反映されています。
コーヒー韓薬房(コピハニャクバン)のこだわり
オーナーのインタビューは続きます。
コーヒーといっても簡単な形で用意できるようなものは提供していません。まずは自分たちで豆を厳選し、その上で全て手で焙煎をかけています。使用する豆の熟成期間などにもオーダーを出させてもらっていまして、保管の部分も含めてあらゆる工程に対して簡単には済まさないこだわりを貫いています。丹精を込めたコーヒーなんです。コーヒー1杯を作るまでに、全ての過程で細部に渡った神経を注ぐので、その過程は、韓薬の調剤作業のような非常に計算された仕事でもあると思っています。
普通、今の韓国におけるコーヒー文化というと、若い人がたくさんいるところが多いのですが、時折お歳を召したお客様が立ち寄ってくださった歳に「我々でもここにいていいか?」と聞かれることがあるんです。そんな言葉を聞くと大変申し訳なく感じてしまって。お歳を召したお客様であれば、なおのこと健康になっていただきたいですし、もちろん来ていただきたいじゃないですか。
また以前のことなんですが、若い方がご両親を連れて一度来店されたことがあったんですけど、ご両親の方がとても幸せにそうにされていて、その時流れていた音楽も楽しんでいただけたご様子だったんです。その姿がとても美しかったので、意図的に、そんなご両親世代の方にも楽しんでいただけるような空間づくりにしようと決めたんです。
そうなんです、実際にこのコーヒー韓薬房に行った僕が感じるのも、まさに同じところで、どこかとても懐かしくレトロで居心地が良いんです。
本当に路地裏にある隠れ家のような名喫茶の雰囲気を漂わせる、コーヒー韓薬房。オーナーさんの想いを聞くと、なおのこと、そのコーヒーが美味しく感じられるかもしれません。
隣接するへミンダンというお店は姉妹店なのですが、コーヒー韓薬房で買ったコーヒーを、コーヒー韓薬房の1Fや2Fで飲んでも、へミンダンの1Fや2Fで飲んでも大丈夫です。その逆も然りです。
↑へミンダンで、コーヒー韓薬房で買ったコーヒーを飲んでいます^^ へミンダンの2Fは、とてもレトロでアンティークなものが揃うのですが、その様子を動画で撮影したものがこちらです。
ご興味を持たれた方は、ぜひソウル旅行の一休みに行かれてみてはいかがでしょうか? コーヒー韓薬房については、こちらの記事で場所なども記載しております。
コーヒー韓薬房の営業時間
月曜〜金曜:8時〜22時30分、
土曜: 11時〜22時、 日曜: 12時〜20時
コーヒー韓薬房の場所は、こちら
こちらのブログ記事でも、コーヒー韓薬房のことを書いています。
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
おしゃれさやインスタ映え、ではなく、あらゆる世代に本質的な安らぎを提供しようと追求するオーナーの姿勢に共感を覚えます。