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なぜか冬ほど海鮮が美味しく感じるのですが、今回は、韓国ソウルの中でも牡蠣料理をいただこうと向かったのは前評判の高いお店。支庁・光化門エリアにある牡蠣クッパや牡蠣チヂミが評判のお店、モリョ(모려)です。
支庁・光化門エリアにあるモリョ
場所は、オフィステナントが集まるオフィスビルの地下、ソウルの会社員たちがお昼時に地下の食堂街に立ち寄るようなそんな雰囲気が漂う場所です。地下街には、それぞれテナントの番号が振られているのですが、その地図上での123番がモリョさんです。フロアの端にお店を構えていらっしゃるので、あまり迷うことなく発見できる位置にあるとは思います。
お店の目の前に到着です。こちらが、お店の外観です。
これまでに複数のメディアで紹介されているのか、その記事が壁に貼ってありました。
前評判の高い牡蠣料理ですが、特にこのお店の十八番は、クルトッペギ(牡蠣のクッパ、牡蠣の雑炊)。今回僕は、ソウルの外気がとてつもなく寒かったので、温まろうとこのクルトッペキ、牡蠣の雑炊を注文しました。
モリョのクルトッペギ(牡蠣のクッパ、雑炊)
店内は、さほど広くはないですが、30人程度は着席できるスペースが広がっています。すでに訪問した時間が15時手前の時間でしたので、さすがにお昼の混雑はありませんでした。
クルトッペギを注文すると、いくつかの小皿料理もだしていただけました。それがこちらです。
いや〜素朴です。特に、このニンニク?ニラの葉っぱなどは、日本にありそうでない食べ方で、味も新鮮でした。
運ばれてきたモリョのクルクッパ
運ばれてきたクルクッパは、とにかく湯気がもくもくと立ち上がるほどの熱々っぷり。店主のおじさん(おじさんは、日本語がペラペラ。お世辞ぬきで普通にペラペラです^^)が、「熱いから気をつけてくださいね」とおっしゃったのですが、本当に気をつけないと危ないほどに熱々のものが運ばれてきました。
あまりに湯気がもくもくと立ち上がるので、スマホのカメラも曇るほどでした。こちら↓
そして、いざ、こちらのモリョさんの牡蠣クッパをいただきます。実食。
美味しい。。。
化学調味料は一切使っていないというお店のこだわりもあって、とても柔らかく優しい味わいで、様々な出汁をベースに作られていることが感じられます。牡蠣醤油があるほど、牡蠣は独特の出汁が出るわけですが、その牡蠣の濃いエキスが、まろやかな味わいにまとまっています。
変な例えになってしまうのですが、、まず最初に感じた味は、永谷園のお茶漬けの味なんです。永谷園のお茶漬けの素が化学調味料を使っていないとはまるで思えないのですが、でも、味としてはあの味が近いんです。笑。万人が好む、日本人がどこか昔懐かしい印象を覚える昔ながらの味のような丸みのある味でして。
さらに、この牡蠣のクッパ、前評判通り、牡蠣がゴロゴロ入っています。スプーンで鍋の下をすくうと、牡蠣がゴロゴロ。また、その一つ一つの牡蠣が小ぶりでプリッとしているので美味しいんです^^
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スプーンを使って、どんどん食べてしまいます。クッパなので、ご飯も結構入っていますが、牡蠣雑炊のようなものでさらっとしているので食べ切れてしまいます。(もちろんお腹はいっぱいになります。笑)
グツグツと煮える牡蠣の出汁とプリップリの牡蠣がたまりません。お好みでテーブルの上の調味料で味を調整しても良いですが、僕は、それはせずとも十分に美味しい味わいに感じました。
ところがです、こちらのモリョさんのお味の発見は、それだけではなかったんです。
新発見。これこそが真のグルメ?
牡蠣クッパを頼んだ際に、店主のおじさんとずっと喋っていたのですが、おじさんが気を使ってくださって、サービスで牡蠣の塩辛を出してくださったんです。それが、こちらの右側のものです。
なんだろう?とよくわからない見た目なのですが、いざ食べてみたらもう。。
え?こんなにうまいものってあるんですか? というほどの想像もできなかった味だったんです。こちらの牡蠣の塩辛は、お昼のセット(W10,000、日本円で1000円程度)にはついているそうですが、僕が頼んだ牡蠣クッパ(W7,000、日本円にして700円程度)には付いていないもので、サービスでつけてくださったんです。こういうお心遣いも本当にありがたいです。
この牡蠣の塩辛は、もう絶対に召し上がっていただきたい逸品でして、正直なところ、牡蠣のクッパや牡蠣のチヂミではなく、この塩辛こそ必ずや食べていただきたいと感じたほどでした。塩辛、というとちょっとお酒のつまみ、味の濃いものという印象がついてきますが、この牡蠣の塩辛は温かい白米に最高にあう一品でして、「牡蠣やウニが好きな方は、500%好きな味」なんです。牡蠣やウニの独特の海鮮的な味噌の味わいがお好きな方であれば、それが濃色されているのが、この牡蠣の塩辛なんです。あまりに美味しかったので、相当びっくりしてしまったのですが、なんと、お店でお土産用にも販売されていたんです。それがこちら。一つ、250グラムで、W12,000。 当然買いました。買わないわけはない、というほどの美味さだったんです。
僕の中での2016ソウル、最高のお土産ナンバー1に決定した代物です。今年最後のソウル訪問においてこれだけ感動した食べ物に出会えたことはとても良かったです。旅行をしていると、良い思い出も苦い思い出もできます。そんな中でも、年の瀬の最後に、このような形で絶品のグルメにめぐり合い、一年を締めくくることができましたことをとても嬉しく思います。
みなさま、良いお年をお迎えください^^ 2016年12月31日。
そうそう、忘れずにこちらの情報を。
モリョさんの場所、営業時間は、こちらです。
場所: http://map.konest.com/dforum/10050?pop=0
営業時間: 11時〜21時。 週末土日はお休みです。
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
人情と昔ながらの素朴な雰囲気と、絶品の牡蠣料理と。幸せな時間です。