聖水エリアのカフェ、と言うと2大人気店が、以前ご紹介をさせていただきました大林倉庫(デリムチャンコ)と今回ご紹介をさせていただきますcafe onion (카페어니언、カフェオニオン)です。聖水エリアは、もともと繊維工場などが立ち並ぶ中小企業・工場の街。その中でも古き建物をリノベーションしてカフェスタイルを営むこの2店舗が特に人気で、開店早々に多くの人が押し寄せるほどになっています。
地元に馴染むカフェオニオン
大林倉庫でもそうでしたが、cafe onion (카페어니언、カフェオニオン)の周りもとても静かな工場街で、カフェのキラキラっとした雰囲気とは一線を隠します。
この写真のように、ごくごくありふれた韓国ソウルの”地元”な雰囲気漂うエリアに、カフェオニオンのお店(元工場跡地)が存在しています。
聖水エリア自体、ソウルの中心部からは少し離れた場所にあるため、なかなかな広い空間があり、カフェとしてはかなりの収容力があります。開店と同時にお店のドアが開きますが、驚くのはその広さ。外からでもわかる大きさながら、中に入ると、一層その贅沢な作りが実感できます。
良い意味で、だら〜んとインテリアが点在し、工場的な無骨で無機質な内装を残したままの雰囲気は、まさにリノベーションカフェ。どこか懐かしさと、派手さなく地元に溶け込むカフェの形がそこにあります。
とにかく広いカフェオニオン
入り口には、パンやコーヒーを頼むスペースがあり、こちらのパンは「BREAD05」と言う人気ベーカリーのものが並びます。インスタグラムでは、このBREAD05のベーカリーの写真がよく撮られています。
クリームやシュガー多めのパンが多く、僕の中ではちょっと「おっと。。」と言う感じですが、20代前半の女性や高校生くらいにはちょうど良いのかもしれません。サンドイッチなどもあるため、甘めのベーカリーが苦手な方にはこんなものも。
お値段はだいたいW4,000からW5,000(日本円で400円〜500円程度)、決して安くはないお値段です。
コーヒーは、と言うと、一通り揃います。
エスプレッソに、エスプレッソマキアート。アメリカーノに、フラットホワイト(←韓国で人気沸騰中)。カフェラテにカプチーノ。バニララテにカフェモカ、ハンドドリップなどあらゆるものが並びます。メニューがアルファベット表記なので読みやすいのは観光客向けには助かるポイントです。
僕は今回、フラットホワイトとベーカリー一つを購入し、奥の飲食スペースへ。
とにかく広いカフェオニオン
購入したベーカリーとフラットホワイトののったプレートを持ちながら、奥の飲食スペースへと歩いていくと、どこに座ろうかとかなり迷うほどの広さが目に入ってきました。さすがは工場跡地。相当なスペースがあります。ここまでの広さはソウルの中心部では難しいものがあると思うので、場所柄の利点なのだと思います。
こちらのドアをまず開けます。
すると、目の前には、縦に長〜〜いコンクリートテーブルが。その右側に目をやると、ゆったりとしたソファ席も。コンクリートやタイルに汚れが点在していますが、そこは跡地の名残。これもインテリアとしての「味」なのだと思います。
さらに、その奥へ進むと、再び広いコンクリートテーブルと外のスペースに繋がる窓が現れます。
コーヒーやベーカリーの味は?
新しいデザインが吹き込まれて、生まれ変わった無骨な工場跡地空間は、なんとも言えない個性があります。古くさびれかけてしまっている場所を、こうして「味」として残しつつのカフェリノベーションは、日本の古民家カフェとはまた違う魅力にあふれています。地元にこんな場所があれば、確かに、「週末はカフェでぼーっとする」時間が習慣になる気がします。
そして今回注文をしたこちらのベーカリー(焼き目のついたコッペパンに、アボガドと明太子、マヨネーズが入っています)とフラットホワイトをいただきます。
そのお味は、と言うと。。
まずはこちらのベーカリー。ごくごく普通です。笑。人気ベーカリーのパンとは言え、何が人気なのだろう、、と普通に感じました^^ コッペパンを軽く焼いた後に切れ目を入れて、その中にバターを軽く塗った上で明太子とアボガドスライスをトッピング。上にマヨネーズを塗って終わり。 それ以外は特段なし、とわかるほどシンプルで、何も特徴がない味でした。
コーヒーは、と言うと、こちらのフラットホワイトも、あまり良い印象はありませんでした^^; フラットホワイトとカフェラテの違いは、ミルクが泡だてられたきめの細かいものか、普通のミルクか、でも違いが出るのですが、こちらのフラットホワイトのミルクは、普通のミルク。 アイスカフェラテでは? と感じたのです。あれだけ人がいれば、いちいち作ってられないか。。とも思ったのですが、メニューには、カフェラテもフラットホワイトもあったので、なおのことその差異がわからず終いでした。
総論、カフェの雰囲気や居心地、新しさ(古いけれど新しい)は抜群によく、味を目当てに出向いてはあまり期待に答えない場所だなと言うのが感想です。大林倉庫は僕の中ではとてもおすすめの場所だったので、同じ聖水エリアにきた際には、こちらも寄ってみる、と言うのもいかがでしょうか?
カフェオニオンの営業時間
月曜〜金曜: 8:00~22:00
土日: 10:00~22:00
カフェオニオンの場所
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
わざわざ行く場所ではないけれど、地元にあったら通いそうな、落ち着ける場所。笑