ついにここまで来たか。 そう思わずにはいられないほど、ソウルの今をupgradeした人気カフェがあります。それが今回ご紹介をさせていただきます大林倉庫(デリムチャンコ、대림창고)です。大林倉庫(デリムチャンコ、대림창고)の位置するソンス駅(聖水駅)には、今も昔も多くの工場や倉庫が隣接するのですが、ここ大林倉庫は、まさにそんな倉庫跡地を再開発したニュースタイルのカフェ。
カフェと言っても、その敷地面積は非常に広大で、カフェという言葉で片付けられないほどのアートスペースになっています。広大なスペースには、多くのアート作品やデザイナーズインテリアが配置され、それを眺めているだけでも時間を忘れてしまいます。 また、時期によっても陳列されるアート作品は変わり、様々な表情を見せてくれる場所になっています。 それでは早速中をレポートいたします。
工場や倉庫が並ぶソンス駅
ソンス駅(聖水駅)には多くの工場や倉庫が並び、今でも、自動車修理工場や繊維工場、製紙業の小さな工場などが通りを歩けば視界に入ってきます。その雰囲気は、さながら都心の外れの工場地帯と言った印象もあるのですが、そんな場所で異彩を放つのが、ここ大林倉庫です。
大林倉庫は、倉庫跡地を改造した展示スペース兼カフェになっているため、一見すると、本当にごくごく一般的な倉庫の外観です。入り口の扉も重厚で大きいのですが、そのドアを開けると中には異世界が広がります。
ドアを開けてまず目に入ってくるのは、左側のギャラリー特設スペース。定期的に様々なアート作品が並びます。この日は、生命や宇宙を感じる作品が陳列され、カフェのメインスペースにも、シリーズ作品が多く飾られていました。
正面には、こんなオブジェも。
美術関連の職業でもない限り、日常生活では、こうしたアート作品に触れ合う機会は皆無なわけですが、それゆえなのか非常に斬新に感じられる作品ばかりで、アートがよくわからない僕自身でも思わず感嘆してしまうような作品がずらっと並びます。その意味では、もしかすると、素人にもわかりやすいインパクトあるアートの類なのかもしれないのですが、それはそれ、高尚で難解なアート作品にはないストレートな感動があります。
正面のオブジェの先に広がる巨大空間
最近は、Instagramの隆盛もあり、写真映えするスイーツやスポットが話題になりますが、正直なところ、一工夫をしただけの見せかけの「映え」が目立ちます。ところが、ここ大林倉庫(デリムチャンコ、대림창고)には、心から写真に残したいと思える空間が広がっており、スマートフォンではなく一眼レフで撮影をしたいとさえ思わせる力があります。
その魅力は、この高い天井や突き抜けた空間美だけでなく、細部の一つ一つにおいて計算され尽くされたインテリアにもあるのかもしれません。1テーブル30万円や50万円はくだらないであろう無垢材の一枚板のテーブルが贅沢に並びますが、一枚板の天然木だけあってテーブルごとにその表情が異なります。
また、メインスペースは左右二つに分かれていまして、どちらのスペースに座ろうともそれぞれの良さが光ります。これだけの広い空間は、さすが元倉庫だから実現できること。リノベーションデザインの極みを見た気がしました。
種類豊富なカフェレストラン
コーヒーや紅茶がメインのカフェというよりは、ここはビールやフードも充実したレストランスタイル担っています。様々な種類が用意されているので、自分好みのフードや飲み物をいただきながら、この空間に座って、ボ〜ッと週末の時間を過ごす、そんな姿を想像できる贅沢さがあります。
テーブルに座り、ふと上を見上げると天井にもアートオブジェが。惚れ惚れするような完成度です^^
今回僕は、ニトロブリューコーヒーという、液体窒素を使ったコーヒーをいただいたのですが、酸味の強いベースのコーヒーに、ニトロブリューらしいクリーミーさも味わえて、とても優雅な時間になりました。
五感を刺激する場所
そして最後に、この空間のもう1つの良さをご紹介させていただきます。それが、「音」です。これでもか、と高い天井を活かして広がるBGMサウンドは、さながらショーの会場にいるような興奮も演出します。なかなかの大きな音、爆音ですが、天井が高いので、「うるさい」という印象ではなく、「音に包まれている」というような印象に変わります。
自分で書いていて、なんともベタ褒めだなと思うのですが(笑)、実際本当に心を打たれる衝撃があったので嘘偽りなく書いております^^
今回、左右それぞれのスペースで動画を撮ってみましたので、こちらにご紹介をさせていただきます。
お店の場所と営業時間
最寄駅: 聖水駅(ソンス駅)
月曜〜日曜:11時〜23時
https://map.konest.com/dforum/20478
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
ソウルの今を感じるなら、まさにここ!