これぞ韓国ドリーム、と言いましょうか、一代でビル一棟を立てるまでに成長を遂げた地元の方に人気のカルビタンのお店があります。それが今回ご紹介をさせていただきます、新村(シンチョン)にあるカルビタンの有名店、ヒョンジェカルビ(형제갈비)です。
4フロアに分かれるビル
ヒョンジェカルビ(형제갈비)は、新村駅からも徒歩5分程度のとてもアクセスの良い場所にあります。立地がら、学生街でもあり飲食店はしのぎを削るわけですが、そんな新村において40年以上もお店を続けられるところに、シンプルにこのお店のすごさを感じます。
お店の外観は、たいそうな門構えで、このビルが丸々ヒョンジェカルビ(형제갈비)です。
フロアは、4F仕様になっていて、各フロアごとに提供されるものが異なります。
1Fが、カルビタンを提供する場所になり、2Fは、工事中。3Fは、スップルカルビ(炭火焼のカルビ)と平壌冷麺、4Fが、プルゴギを提供します。
3Fや4Fは、個人で出向くというよりも、家族や会社の会食などで行くような雰囲気でして、個人の方や地元の方の多くは、1Fでカルビタンを頼む、というのが主流になっています。1Fに関しては、カルビタンを頼むしかないので(それしかメニューがありません^^)、着席をすれば、そのままカルビタンが人数分運ばれてくるようなシステムになっています。
カルビタンのお値段
カルビタンのお値段は、シンプルにW10,000(日本円にして1000円程度)。高くもないですが、安くもない、カルビタンとしてはそこそこのお値段です。壁に、カルビタン1万ウォンとサインがあります↓
この日は平日だったもののお店は大人気の混雑ぶりで、大勢の人で溢れます。
ウェイティングリストに名前を書いて待つこと20分。やっと着席することができました。
ヒョンジェカルビ(형제갈비)のカルビタン
カルビタンが運ばれるまでにすでにお店の方でテーブルのセットが出来上がっています。キムチにチャンジャのようなものがあり、白ご飯もあります。
そして運ばれてきました、カルビタン。 こちらです。
この見た目のゴツさ! ゴッロゴロとカルビが入っています。
THE肉食! と言えるほどに、分厚く大きい骨つきカルビを目の前にしながら、まずはスープをいただきます。
その味はというと、決して複雑な味ではなく、さっぱりとした味わい。塩などをたさずともこれだけで十分にいただける味です。
そして、肝心の骨付きカルビをいただきます。
良くも悪くも、肉の野性味が強い!
野獣が肉を噛みちぎるがごとく、ガブッと食べないと肉が骨にくっついていて剥がれません。仁寺洞にあるお店、「カンナムミョノク」のカルビタンは、見事に、するっと肉と骨が剥がれたので、ここには大きな差異があります。
とはいえ、肉と骨が剥がしづらい、というだけで、このかぶりつくまでの肉肉しさは、まさに男の料理。一口サイズで女性が召し上がるようなものではないな、という印象を覚えました。
味自体は、スープの味もしっかりしていることもあって美味しいのですが、どうにもこのがぶりと食べないと食べきれない感覚がひっかると言いましょうか。
別の食べ方もあります。
オリジナルの酢醤油のようなものにつけてカルビタンを食べる食べ方もあるので、やってみました。
こちらの方が味がはっきりします。
カルビタンを食べ始めて味にインパクトがなくなってきた頃の味変としてのこれは、ありです。
でもどうなんでしょうか。僕の正直な感想は、ここはあくまで地元民が愛するお店、という印象でした。長らく営業をしている韓国ソウルのローカルらしい粗雑さが(←良い意味で)残リます。1度行けば、もういいかなと^^;
がっつり肉を喰いちぎりたい! そんな欲望にかられた時にはおすすめです^^
ヒョンジェカルビ(형제갈비)の営業時間
月曜〜日曜: 11時〜22時
ヒョンジェカルビ(형제갈비)の場所
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
う〜ん、2回と行くお店ではないな。。