今回お邪魔したのは、牡蠣ポッサムの名店、サメチッ(삼해집)です。旬の牡蠣を食べるなら秋冬がメインとなりますが、夏バテ初めの6月に、なんかこう滋養強壮になるものを食べたいなと思い、探したのがこちらのお店でした。
韓国で滋養強壮となると、参鶏湯やタッカンマリなどの鶏肉や高麗人参をふんだんに使った料理や、にんにくをこれでもかと食べる焼肉なんかが該当します。ただ、もう少しさっぱりと滋養強壮になるものをいただきたいなと思い、茹でた豚肉を野菜で巻いて食べるポッサムを選んだわけなんです。
路地裏の超人気店、サメチッ
鍾路3街(チョンノサムガ)には、牡蠣ポッサム通りという路地裏の小さなグルメ通りがあります。そこには、牡蠣ポッサムをメイン料理とするお店がズラ〜っと並ぶのですが、その中でも明らかに多くのお客様で賑わっているのが、こちらの超有名店、サメチッ(삼해집)です。看板には、35年専門というハングルが書かれています。
サメチッのメニューはこちらです。
牡蠣ポッサム(韓国語では、クルポッサム)はサイズが大中小の3種類。大は、W30,000(3,000円程度)、中は、W25,000(2,500円程度)、小は、W20,000(2,000円程度)。今回僕は一人旅だったので、小サイズを選びました。ところが、これが相当なボリュームだったんです^^
サメチッの牡蠣ポッサム
店内には300名は軽く超えるであろうお客さんで溢れていて、超のつく満員御礼。多くのお客さんに慣れているのかお店の方のさばきもこなれた様子で動きも早く、さすが人気店といった様子。全てのテーブルには、この牛の背骨を煮込んだオリジナルの鍋(スープ?)がついています。
ちなみに店員さんにも「1人?」という顔をされましたが、そうなんです、ここは確実に2人以上で訪れるべきお店です。1人はかなり浮きます。周りの韓国人の方からも、え? という視線を浴びまくりますが、「観光客だし、外国人だしね」と自分に言い聞かせながら、平気な顔を装います。
そして待つこと15分程度でしょうか、運ばれてきたのがこちらです。ポッサム用の巻く葉っぱはこれでもかという量で運ばれてきます。相当な量です。
茹でた豚肉、細切りにした大根などをだしの味の効いたキムチと和えた山盛りのおかずと共に、どっさりとボリューミーな生牡蠣がもられています。お皿を回して、牡蠣側から写真をとるとこうなります。
牡蠣がトロッとした生牡蠣なので、積み重ねられた牡蠣の量は相当なものの、実際見るとそこまでカサはありません。ただ、量はすごいんです。
早速この牡蠣を巻いて食べていきます。牡蠣、豚肉、コチュジャンなどと巻いて食べます。
これが、まぁぁぁぁうまい! もちろん、オイスターバーで出てくるような大柄な牡蠣の一粒で濃厚なミルクを感じられる牡蠣とは比較にこそならないものの、牡蠣の旨味と大根のシャキッとした食感、コチュジャンの甘辛い味、さっぱりとした豚肉、それらすべてが中和され抜群のハーモニーを奏でます。
牡蠣と豚肉だけで食べて見ると、今度はより牡蠣の濃厚さがダイレクトに感じれます。海のミルク、まさにここにあり、です。
茹でた豚肉とコチュジャン、豆もやしなどでさっぱりといただくことも。これはこれでヘルシーにさっぱりといただけます。
海外で牡蠣となると心配になるのが、当たったりしないか、という点ですが、その辺りは全く大丈夫でした。さすがにこれだけの大人気店なので衛生面は一定問題がないのだと思われます。ただ、体調や体質もあると思いますので、この辺りは本当にお好きな方は、といった形になるかなぁと思います
牡蠣をこれでもか、と極めてリーズナブルな値段でヘルシーにいただく、ポッサムという茹で豚肉と一緒に韓国式で牡蠣を味わうにはまたとない機会だと思いました。
サメチッの営業時間
日曜〜土曜: 11時〜深夜近くまで営業されています。
サメチッの場所
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
カジュアルに存分に牡蠣を食べるなら、まさにここ!