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景福宮の左、西村(ソチョン)エリアに、美しい真鍮(しんちゅう)の食器でスイーツをいただけるカフェがあります。真鍮(しんちゅう)というのは、日本でいう白金でしょうか。その美しい真鍮食器の展示と販売は2Fで1Fがカフェスペースになっているのが、カフェ、「ノックルカジロニ 놋그릇 가지런히」です。
Instagramでも500件以上の話題のカフェ
光り輝く真鍮の器は、韓国の歴代王朝の食器として使われていた貴賓あるもの。もちろん、お値段も相応なのですが。。笑、カフェでいただく分には、そんな心配はいりません。Instagramでも多くの方がその魅力を発信されています。
ノックルカジロニのお目当は、柿とあずきのスイーツ
多くの方がこぞって注文するのが、先のインスタグラムの写真にもあった柿とあずきのスイーツです。非常に上品に盛り付けされていることもまた真鍮の美しさを際立てています。僕も今回は、この柿と小豆のスイーツを求めてお邪魔してきました。
店内は、真鍮の世界観に合う非常に洗練された空間が広がっています。マダム御用達という言葉が似合うような気品ある空気感があふれていまして、あまり大声で喋る方はいません^^:
柿とあずきのスイーツは、一つW7,000(日本円にして700円程度)です。運ばれてきたのがこちらです。
磨かれた真鍮の黄金の輝きに鮮やかな橙色の柿、赤茶色のシックな小豆カラーにアクセントの緑が映え、とても絵になるスイーツです。そういう意味では、インスタ映えするスイーツだとも思います。最近は、インスタにあげるために、ちょっと見た目がユニークなメニューを食べる方も増えていますよね。
全くなんの写真加工もしていないのですが、この艶です。僕はこのスイーツの写真を雑誌で見かけて、絶対にきたい!と思ったのですが、その期待をまるで裏切らない美しさです。
ノックルカジロニの柿とあずきのスイーツを実食
いざ、実食です。
柿は、シャーベットのように凍っていて、冷凍みかんのような食感です。シャーベットアイスのような半解凍に近い柿に、甘みはさほど強くない小豆の味が絶妙なバランスです。あずきは、その硬さも残った煮過ぎていないもので、食感がしっかりとあります。日本のつぶあんよりも芯のある硬さです。
柿はシャーベット状態ですが、決して冷凍の味ではなく、柿の甘さが感じられます。もちろん、生の柿の濃厚な甘さに比べると、さっぱりとした印象を覚えますが、甘過ぎないさっぱりさがむしろとても美味しく思える一品です。
何より、真鍮の器でいただくことで気分も多少上がり、ちょっと上品な気分になるわけですが、半解凍の形で一つ一つスプーンで切るようにして食べるので、すぐに食べ終わってしまう、というものではないんです。ゆっくり上品にいただきます、といった具合で。
まさに、「目にも美味しいスイーツ」。景福宮の観光を終えて、その左横の西村エリアを散歩がてら立ち寄られると、より悠久の時間を過ごせるのではないかと思いました。
食べた後は、2Fの展示スペースへ。
輝く黄金の食器の数々に目も心も奪われるのですが、スプーン一つが、W30,000(日本円にして3000円程度)という価格に、一気に現実を思い知らされます。笑。一つ3000円もするスプーンですが、700円程度の柿のスイーツでそのスプーンを楽しめるわけですから、僕はそっちで十分だなと。^^;
ソウルの伝統的な食器の美しさに心奪われながら上品な時間をいただけるスイーツ。ノックルカジロニの世界観、とてもオススメです。^^
ノックルカジロニの営業時間は、こちら
月曜〜土曜:10:30~19:00。日曜はお休み
ノックルカジロニの場所は、こちらです。
http://map.konest.com/dforum/8785?pop=0
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ