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パリが認めるショコラティエでありパティシエでもあるユーグ・プジェが作り出すスイーツの世界、それが2010年に設立されたスイーツブランド「HUGO & VICTOR」です。毎年バレンタインの時期になると連日超満員となる伊勢丹新宿店でのイベント「サロン・ド・ショコラ」にも名を連ねる名店であり、日本では伊勢丹新宿店や表参道ヒルズの店舗を構えています。
そんな「HUGO & VICTOR」の韓国唯一のお店が、明洞にあるロッテ百貨店本店の地下にあります。近々、カロスキルにも第2店舗がオープンするようで現在はまだ準備中の段階です。
HUGO & VICTORの世界観
HUGO&VICTORの日本公式HPには、ユーグ・プジェの経歴がこう紹介されています。
日本でも有名な「LADURÉE」や5つ星ホテルである「THE BRISTOL」、「Hotel Normandy」でシェフ・パティシエを経験後、名門三ツ星レストラン「Guy SAVOY(ギ・サヴォワ)」のパティスリー・エグゼクティブ・シェフに就任。
2003年にはChampion de France des Déssertsにて優勝。
2010年には、ラグジュアリーブランドのマーケティングなどを手掛けた幼馴染と共に自らのブランドをパリにオープン。
公式Instagramを通じては、そのスイーツの世界観を知ることができます。
カフェスペース併設のロッテ百貨店のHUGO&VICTOR
明洞のロッテ百貨店本店のデパ地下にあるHUGO&VICTORでは、テイクアウトでの購入はもちろん、カフェスペースが併設されているため、デパートでの買い物休息としても機能しています。カフェスペースにはざっと20名は座れるであろう空間が広がっています。
店内のショーケースには、これぞHUGO&VITORとも言える、シックで洗練されたスイーツの芸術品が並びます。
タルトのしっかりとしたケーキやショコラ、フィナンシェなどが並びます。
今回、僕が注文をしたのは、右のタルト、「Tarte Passion(タルトパッション)」です。お値段は、一つW7,500(750円程度)でした。注文をすると、お皿にのせて運んでくれます。
HUGO&VICTORのタルトパッションを実食
しっかりとした土台のタルトは、一切の生地の崩れやかけらもなく、完成された芸術品の様相を呈しています。そのタルト生地の中に流し込まれているパッションソースベースのクリームと艶やかなパープルのチョコレート細工は目にも鮮やかです。派手すぎない色合いは大人のスイーツと言いましょうか、とても好感が持てます。
いざ、実食です。
フォークでそのタルト生地を切ってみると、中が2層構造になっていました。上は緩めのパッションゼリー、下は濃厚なパッションクリームソースになっています。味としては、ドラゴンフルーツのような甘酸っぱさが前面に感じられるのですが、そのあとにレモンのきりっとした酸味、オレンジソース(どちらかというと蜜柑ソースのような酸味)の柔らかな甘みも出てきます。
タルト生地は見た目と変わらずしっかりとしたもので、しっとりとサクッとした食感が絶妙な加減の状態でした。確かに、これは、パリの一流パティシエのクオリティーだなと感心させられる味でした。
でも、どうなんでしょうね。これは、もうほんと主観以外の何物でもないのですが、デパ地下のガヤガヤとした中に位置するカフェスペースは、それだけで若干の損をしている印象も覚えました。本来であれば、5つ星ホテルのラウンジなどで出されても全く遜色がないようなものにもかかわらず、ロッテ百貨店とはいえデパ地下の中のカフェとなると、前述しましたが、「休憩所」の空間になってしまっていまして。
このスイーツを目当てに訪れる、というよりは、明らかにロッテの買い物客のためのカフェスペースになっている雰囲気でした。(ここまでの値段とクオリティの高いものであれば)スイーツは、それをいただく空間含めての芸術だと思っていまして、そこだけが残念だったなあと^^;
ロッテ百貨店やロッテ免税店に寄られた際には、一度のぞいて見てはいかがでしょうか?^^
明洞にあるロッテ百貨店本店は、こちらです。
http://map.konest.com/dforum/656?pop=0
営業時間は、こちらです。
月〜木: 10:30〜20:00 金土日: 10:30〜20:30
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
雰囲気さえ良ければ。。