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韓国ソウルの観光スポットの一つとしてあげられることも多い場所、清渓川(チョンゲチョン)。清渓川はその歴史もあいまって多くのソウル市民からも愛される場所になっています。ただの川というだけではない清渓川の魅力をご紹介させていただきます。
清渓川(チョンゲチョン)は、どんな場所?
清渓川(チョンゲチョン)は、オフィスが集まる鍾路(チョンノ)エリアにあって、ソウルおなじみの憩いや癒しのスポットです。季節や時間帯によってはライトアップがされたりと常に美しい姿を見せてくれます。僕がこの清渓川を好むのには理由があります。ここに来ると、韓国人の愛情あふれる姿が見られるんです。
実は韓国、女性同士でも男性同士でも割と手をつないで歩いています。食事といえば、一人で食べていることは極めてレアで、基本、2人以上で食事をします。家族の絆も強く、良くも悪くも家族愛が強いです。愛情表現が極めて豊かな国民性だなぁと感じるほど、いちゃつくカップル(笑)や、路上で感情あらわに怒りまくっていたり、泣いてる方もいます。。
とにかく、愛の色が濃いんです。
そんな韓国人の愛ある姿が、ごく自然に見受けられるのが、この清渓川(チョンゲチョン)。ちょっとしたデートコースなんでしょうかね。親子連れの愛、恋人同士の愛、学生・友人同士の愛ある姿がそこにはあり、すごく微笑ましい気持ちになるんです。
清渓川(チョンゲチョン)の知られざる歴史
実はこの清渓川(チョンゲチョン)、以前からずっとこの場所にあった川ではなく、一度は川自体が埋め立てられ消えてしまった歴史があります。韓国の経済成長に伴い、この清渓川のあった場所は、1971年んソウル市によって埋めたれられ、高架道路に変わってしまいました。
しかし、その後2000年になり、ソウル市民の多くの署名活動により、この清渓川は再び復活する兆しをみせ、時の大統領、李明博(イミョンバク)氏の英断(←英断だと思います)によって、復元工事が始まりました。それが2003年の出来事です。高架道路の撤去はもちろん、水を引いて川の姿に戻すためには地盤の回復含め相当な基礎工事が必要となります。しかし、時の李明博(イミョンバク)大統領が工事完了の目安に設けた期間はわずか2年。2年後の2005年12月には完成させるように急ピッチで工事を進めたんです。
そして、工事は着工され、高架道路の撤去と再びの川の地盤を作ると言った水引きが行われ、今現在の清渓川(チョンゲチョン)の姿に生まれ変わりました。
東京で言えば、例えば渋谷には、渋谷川という川が存在しましたが、今はその形跡を知る人は多くありません。そんな渋谷で、例えば、渋谷周辺の開発地帯や線路網などを一旦まっさらにし、再び人工的であれ川を作るということができるものでしょうか。それを考えると当時の大統領のすごさを感じます。
そんな歴史的な背景もあって、ここは市民の憩いの場所となっています。
韓国は、風水文化の根付く国
実は韓国は、風水文化の根付く国で、ビルの建設一つ取っても風水の占いの結果を元に判断がされることが今でも普通にあります。もっとも気の良い場所には、大統領府であるチョンワデ(青瓦台)がありますし、ソウルの北に位置する最高の気をもっとも受け取る場所には、かつての王朝、景福宮(キョンボックン)が位置しています。そしてその気は、そのまままっすぐ、南山タワー(ナムサンタワー)やその麓に位置する韓国最高級のホテル、新羅ホテルに繋がります。
そんな風水文化の根強い韓国という国において、この清渓川(チョンゲチョン)の復興工事は、再び韓国ソウルという場所に最良の気を巡らす、水の流れを良くする意味も持っていました。実はこの清渓川は、ソウルの中でもパワースポットとして知られていたりもします。
鍾路区のオフィス街のど真ん中に、清らかな水が流れる不思議な散歩道。全長5〜6キロメートル程度の距離をのんびり歩くのも、またソウル観光のおすすめです^^
清渓川(チョンゲチョン)で開かれる提灯祭り
ソウルランターンフェスティバル(ソウル提灯祭り)というものが毎年1回、秋の時期に清渓川で開催されます。これは、清渓川に様々なオブジェとしてのランターンを飾り、その景色を楽しむというものです。実際に行ってみた際のレポートが、こちらです。
色とりどりの提灯は、とても鮮やかでどこかこころ穏やかになる空気が流れていました。ご興味があれば行ってみては、いかがでしょうか。
清渓川(チョンゲチョン)へのアクセスはこちら
http://map.konest.com/dforum/839?pop=0
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都会に流れる静かな空気感