芸術の秋ということでソウルの中でも美しいものに触れてみようと、今回はソウルの東、チャムシル(蚕室)のオリンピック公園に行ってきました。
オリンピック公園は、東京ドームが30個以上入る広大な敷地。ソウルオリンピックで使われたソフトボール場や水泳場、テニス場などあらゆる施設が点在し、さらには、コンサート会場や芸術を楽しむ美術館や屋外型芸術展示の場所など(箱根彫刻の森美術館のような)もあります。
オリンピック公園の端にある、トゥルコッマル(들꽃마루)
そんなオリンピック公園の中でも、特に花を愛でることが好きな方にはオススメの場所が、トゥルコッマル(들꽃마루)。秋には、綺麗なコスモスが咲き誇る場所です。
まずはアクセスのご紹介をさせていただきます。5番線のオリンピック公園駅の3番出口を出ますと、右手側にオリンピック公園の正門が見えてきます。ただ、そちらにはいかず、左手側に↓こちらの建物を見ながらそのまま直進していきます。
そのまま直進し、オリンピック公園の外周を歩くこと10分くらいでしょうか。バラ園らしきものが見えてきます。それがこちらです。
オリンピック公園の9か所の名所のうちの一つに数えられるのが、こちらのバラ園でして、大小様々な種類のバラが咲き誇ります。すでに10月末ですし、ソウルの10月末は、東京よりもだいぶ寒いため花もすでに小降りにはなっていますが、それでも美しく咲き誇っています。
いやー、癒されます^^
ハートをモチーフにしたバラのモニュメントもあり、ここはおそらく若いカップルたちが、きゃっきゃっと写真を撮る場所だと思われます。僕はスルーです。笑。
8月や9月にきていたら、もっと綺麗だったんだろうなぁと思うと、少し残念な気持ちもありますが、また来年にでも時期を間違えずにきてみようと思える優美さがありました。
さらに、バラ園の奥側には、こんな巨大なアート作品があるのですが、遠目では単純な球体に見えたのですが、近くで見ると、パイプオルガンのように一つ一つが金属の筒になっていました。この筒の間に多くのすずめ達がいて、スズメの鳴き声と、パイプオルガンが揺れる音が絶妙な音楽を醸し出していて、なんとも重層的な芸術作品なんだろうと感心してしまいました。
日頃会社と自宅の往復をしているだけでは、まず触れることのないこうした世界は、旅行でもないと得られないものだと思います。改めて、とても心が清らかになった場所でした。
そして、道なりに進んでいきます。
すると、こんな看板が。
オリンピック公園にあるトゥルコッマル(들꽃마루)
坂を登っていくと、見えてきたのが、こちらの景色です↓
両脇をオレンジ色のコスモスが咲き誇る道を歩いていくと、坂の上に椅子があります。時期が時期でしたので満開ではないですが^^; 9月ごろにきていれば、映画の世界があったと思います。カップルにはとても人気の場所のようです。
9月や10月、ソウルの秋、秋らしいソウルを楽しむにはオススメの場所です。明洞などの繁華街からは地下鉄で1時間はかかる距離なので、若干距離がある点が気になりますが、早朝に出かけてみる、早朝便でソウルに着いた際の時間潰しがてらに行ってみる、でも良いのではないでしょうか。
花々に触れるソウル、ぜひ一度お試しください。来年はもっと早い時期に行って見ます。笑
トゥルコッマル(들꽃마루)の場所はこちらです。
http://map.konest.com/dpoi/101427981?pop=0