釜山で一番美味しいとも称され、韓国でも500以上のブログで取り上げられる人気店が、ソウル市内にもあります。その場所というのが、実は、明洞のロッテ百貨店の地下。いわゆるデパ地下に登場しています。パン屋さんの名前は、OPS(옵스)、「オプス」 と呼びます。
明洞ロッテ百貨店にある、OPSとは
OPSは、釜山で複数のチェーン店を展開する一大パン屋さんなのですが、ソウル市内には一箇所しか店舗がありません。ロッテ明洞が、その味を求めて誘致をしたのではないかなぁと思います。
明洞のロッテ百貨店のデパ地下の中でも広いスペースを占有するOPS。豊富なパンの品揃えです。
一つ一つを拡大してみます。
「元祖、地元の美味しいパン屋さん」というような、どこか懐かしさがあるパンの形や色でして、素朴さが漂います。
こういったサツマイモのパンなども、どこか懐かしさを感じます。お値段は、こちらはW2,200。百貨店に入るパン屋さんとしては、お手頃な値段ではないでしょうか。
今月の人気商品として、「ブルーベリーデニッシュ」が押されていました。こちらは、W3,000
定番のあんぱんは、W1,800でした。
OPSでは、3つのパンを買ってみました。
一つが、大人気となっている、こちらの「マロンデニッシュ」W4,800。お値段は高めですが、1斤サイズなのでボリュームがあります。普通の菓子パンサイズの4〜5倍くらいの大きさです。
中を開けてみると、とてもふんわりとした生地になっています。焼きたてでふんわりしているのかな?とも思ったのですが、翌朝にも残りの半分を食べてみても、やはりふんわりしたままで、食感は変わらず。味は、栗の甘さがなんとも言えない優しい味で、ほのぼのとするお味でした。
ブルーベリーのパンも一押しということで買って食べてみたのですが、これは無難に美味しい、といいますか。想像できる範囲の味ではあるのですが、パリッとしたサクサクの表面生地と、甘いカスタードクリーム、酸味のあるブルーベリーが、「ハズレのない」味でした。
粒あんのあんぱんも買って食べてみました。韓国ですと、あんぱんを売りにするお店が結構多いので、なんでしょう、あんぱんを食べればそのお店の実力がわかるといいますか。お寿司屋さんでいう卵焼きでしょうか。
OPSのあんぱんが、こちらです。
中には、ぎっしりのあんこ。粒あんなので、小豆の形が割と大きめに残っており、甘さは控えめに練られています。あんぱんの生地は、しっとりとした生地で、よく練られたあんこの食感とマッチしています。
釜山1美味しいと言われるOPS(옵스). マロンデニッシュは特に美味しく、あと引くお味でした。OPSのパンは、例えば、ジョエルロブションが作るパンですとか、弘大にある青い鳥が作るパンとは違います。一つ一つが食べたこともないような食感だったり味かというと、決してそうではなく、予想できる味ではあります。ただ、どこか昔懐かしい、飾らない素朴なパンのレベルで言えば、圧倒的に、OPSの方が上ではあります。
「ブーランジェリー」というような横文字が似合うお店ではなく、「パン屋さん」「ベーカリー」というどこか温かみのある言葉が似合うお店でした。なんでしょう、「おばちゃんと一緒に食べたいパン」とでもいいましょうか。
翌朝の朝食にと、ロッテ明洞で一つ買ってみては、いかがでしょうか?
明洞のロッテ百貨店の場所は、こちらです。
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- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
ロッテ百貨店なら、もっと良いお店があっても。。