飲食店の多くが10時開店のソウルでは、朝食をどこで済ませようか考えがちです。明洞エリアなら、24時間のシンソンソルロンタンもありますし、朝5時から開店しているイェジ粉食もあります。ただ、できるだけ新しいお店を開拓したいわけで、今回は、朝食にうってつけの優しいお味のお店をご紹介させていただきます。
武橋洞プゴグッチプ(무교동 북어국집)
こちらは、支庁駅周辺にある老舗の有名店。プゴクッという干し鱈でとった深みのあるスープ1品だけで勝負をしている専門店。武橋洞(ムキョドン)というエリアにあるので、ムキョドンプゴグッチプという名前です。
お店の壁には、日本のガイドブックにも載った内容が貼られています。
お店のドアを開けると、すぐ右側に調理場があり、ここでプゴグッのスープが作られています。
平日も土日も朝7時から開いていて、早朝でも多くの人が訪れます。
プゴグッのお値段は?
メニューは一つしか有りません。W7,000です。メニューが一つしかないので、注文をする、ということがありません。座席に着くとあとは自動的にお店の方がスープを持参してくれます。
例えば、二人で行って、一人はいらない場合はどうするのだろうとか、ちょっと雑念が生じたのですが、笑、そんなケースはきっとレアなんだろうと思われます。
右側には自由に取るキムチがあります。朝からニラ、はなかなか勇気がいりますね^^
干し鱈のスープ(プゴグッスープ)を実食
メニュー一つで大人気店になるほどのお店です。果たしてそのお味は?
スープを口に入れた瞬間に分かります。
優しく、素朴で、丁寧な味。しっかりとした干し鱈の味がわかりますが、塩辛さや化学調味料のような人工的な味はまるでありません。田舎のお料理が得意な祖母が、じっくりと煮込んで出してくれた極上のスープ、というような、どこか懐かしい逸品です。
決して派手な味ではありませんし、食べたこともないような味!!というわけでもありません。朝食に食べるには最適な胃にも体にも優しい味とボリュームです。
スープの中には、豆腐だけでなく、干し鱈自体も入っていますので、具の多いお味噌汁のようなもので、お腹も十分満たされます。もちろん、この干し鱈の味も美味です。
ソウルの朝を、しっぽりと迎えたい、そんな時には、この素朴な干し鱈のスープが最適だと思いました。
武橋洞プゴグッチプ(무교동 북어국집)の場所は、こちらです。
http://map.konest.com/dforum/268?pop=0
- 味の良さ
- 雰囲気の良さ
- アクセスの良さ
一言レビュー
ローカルに支持されるのも納得のお味。