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東大門デザインプラザ(通称、DDP)って?
2014年3月に誕生したソウルは東大門エリアの新名所が、東大門デザインプラザ(通称、DDP)です。東京五輪の開催で話題にもなった建築家、故ザハ・ハディドさんのデザインで知られるこの新名所には、韓国の歴史的デザインから現代アート、展示スペースには世界的にも稀有なエキシビションが展開されています。
ザハ・ハディドさんによる建築デザイン
まずは、その奇抜な外観をご覧ください。この外観だけでも、ザハ建築に圧倒されます。

圧倒される不思議な丸みを帯びたデザイン建築

建物屋上からの眺め
巨大なザハ建築は、見る人を圧倒します。
建築費用問題で頓挫してしまったザハ建築による東京五輪会場デザインでしたが、一度ここを訪れるとその価値がわかる気が致しました。というのも、このザハ建築、すごいのは建築の外見ではなく、内側にあるからなんです。
実際、DDP(東大門デザインプラザ)の館内に入るとその計算され尽くした建築(というよりも、もやは芸術・アート)に驚きを隠せません。中に入ってみます↓
究極的に「白」の空間が広がり、大きくわん曲した内部を歩いていますと、怖いくらいの虚無感のようなものさえ感じます。芸術のことはよくわからないのですが(笑)、例えてみますと、母親の胎内宇宙に戻り、ぽっかりと自身の身・存在が急に浮きだつような力を感じます。
綺麗な建築は見たことはありますが、現代アートのように何かしらの強烈なメッセージ性を持つ建築というのはここが初めてだったので、正直、すごくショッキングな場所でした。(いや、本当に来て良かったです)
通路を抜け、入り口付近に戻ると、階段一つとっても、これだけの不思議な空間がデザインされています。東大門デザインプラザの名の通り、まさに建築を持ってデザインの極限を体現した場です。
外に出ますと、不思議な椅子(?)があり、グラグラと揺れるその椅子に体を委ねて遊ぶ人達も(笑)
ザハ建築は、外からではなく、内側から感じるもの。それを知ることができた場でした。一度は是非行ってみてください。芸術や建築に興味関心がない方でも、何か感じるものはあるはずです^^